夏休みや冬休みの長期休みに出る宿題と言えば「読書感想文」ですよね。毎年こどもと親を悩ませる宿題でもあります。
今年小学2年生の長女も、今年は読書感想文にチャレンジしました。
読書好きの長女ですが自分の好きな本を読めばよいだけの読書とは違い、読書感想文はまた違う難しさがあるのも事実。
人に伝えることが読書感想文の大前提ですから、本もなんでも好きなものを選べばOKというわけにはいきません。
親としては本のチョイスから長女に任せたかったものの、こどもだけで選ぶのはまだ難しいようです。
今回は私のアドバイスのもと長女が選んだ伝記を紹介します。
選んだのは「やさしく読めるビジュアル伝記 ナイチンゲール」
やさしく読めるビジュアル伝記シリーズは学研から発売されている伝記シリーズです。
現在12巻まで発売されていて、
があります。
マイヤ・プリセツカヤなんてつい最近(2015年)お亡くなりになった方ですが、もう伝記になっているんですね~。
ナイチンゲールを選んだ理由は?
ここでたくさんある伝記の中からなぜナイチンゲールを選んだのかお話しておきたいと思います。
このシリーズの中にも数々の偉人が出ていますが、何をなしとげた偉人なのか親自身も分からないのがネックでした。
ルイ・ブライユって誰?と思ったのは私だけではないはず…。(→点字を考案した偉人でした。)
ナイチンゲールは私でも看護師の基礎を作った人だと分かります。
そして何よりこども自身が偉人の内容を理解できないといけません。そうなると…
・ヘレン・ケラー → 目の見えない、口のきけない、耳の聞こえないという状態がこどもには理解できない。
・野口英世 → 細菌学者というものがこどもには難しすぎる。医者と区別できない。
という状態で、実際理解できそうなのは身近にも見たことのある看護師のナイチンゲールだったということもあります。
昔より伝記そのものが売っていない
実際の本の中身を見るために何軒か本屋さんをまわってみました。
しかし昔より本屋さんに伝記そのものが置いていないのです。正確には置いてあっても「マンガで読める伝記」ばかり。
読書感想文でマンガを読ませるわけにはいかないので、この学研の伝記シリーズは貴重でした!
結局「ナイチンゲール」はどこにも置いていなかったため本屋で取り寄せをしてもらいました。
表紙はマンガっぽいけど中身はしっかり伝記でした
このシリーズは表紙はすべてマンガっぽいイラストとなっています。
昔は伝記と言えばもっと渋い絵が描いてあったものですが、時代は変わりましたね…。
肝心の中身ですがところどころにマンガの挿し絵がはさまれている程度で、本文はしっかりと文章のみで構成されています。
文字の大きさは低学年の教科書程度の大きさ。漢字にはすべてふりがなが振ってあるので低学年からでも読むことができます。
学研サイトでは対象年齢は小学校1年生~6年生までとなっています。
読書感想文作成には親の手伝いが必須
読書感想文の作成には親の手伝いが必須です。
そもそも普段の勉強では求められないスキルですから、こども自身も書けなくて当たり前です。
一応学校から読書感想文を書くための「イロハ」のようなプリントが貰えますが、それを読んだところでやっぱり長女は書けませんでした。
その後子供にも理解させるために2回ほど読ませました。
読ませたのち、「イロハ」プリント内にあった項目を一緒に考えていきました。
STEP3まではなんとかこどもでも答えられたのですが、STEP4の「自分に活かす」というところが何度説明しても理解できないようでした。
読書感想文は親もこどもも疲弊します
書き上げるまでに丸2日。
親は怒りながら、こどもは泣きながら取り組みなんとか終わらせることができました。
読書感想文は親もこどもも疲弊する宿題ですね…。
とにかく早めに手を付けないといけないと実感。できることなら来年はやりたくない宿題となりました…。
これから読書感想文を書こうと考えている方は、ぜひ早めに少しずつ進めることをおすすめします!